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販売管理コラム 原価管理の種類と方法

2017.8.15

在庫管理の主な処理

原価管理の種類と方法

販売している商品の「原価」と「原価管理」の考え方、在庫原価評価方法の種類について知っておきましょう。販売計画を立てたり、予算編成したりする重要な情報になります。

  1. 「原価」と「原価管理」は
  2. 在庫原価評価の種類
  3. 原価管理の目的

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1.「原価」と「原価管理」とは

販売業務では、在庫されている商品の原価は仕入価格から計算されます。この在庫価格は、同じ商品だからといって一定とは限りません。仕入価格がいつも同じとは限らないからです。多く仕入れたときは割引される場合がありますし、材料費などの高騰で仕入価格が変わることもあるでしょう。

図1  原価と原価管理のポイント

在庫として持っている商品の原価を計算して管理しておくことが、販売業務で利益を出すために重要なポイントになります。


2.在庫原価評価の種類

仕入価格が変動すると、在庫原価が変わってきます。企業の会計では、自社が持つ商品の在庫の価値を評価して経営情報として活用します。在庫原価の評価方法には、図2のような種類があります。「標準原価法」では、期の初めに標準原価を設定しておきます。「総平均法」では、月ごとにその月の仕入価格の平均を計算し、在庫価格とします。

図2  在庫原価評価方法

販売管理システムでは、原価評価区分として評価方法の種類を登録しておきます。


3.原価管理の目的と意味

原価評価をして原価管理をすることは、予測していた原価と実際にかかった原価の差異を計算して利益を把握することや、予算を計画するための重要なデータとなります。
変動する要素を把握し、どのような方針で販売計画を立てていくのかをデータを元に計画を立てることができるので、経営の指標となります。

図3  原価評価をする意味

評価方法の種類によって計算された原価は、財務諸表にも記載されます。企業の経営状況を評価する情報として、外部の関係者からも参照されます。


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ライター
株式会社スマイルワークス
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