エラー「原単価*数量」の合計額は10桁以内です。と出てしまったら?
見積登録や売上登録時に、最後に「保存する」ボタンをクリックした際に
【エラー「原単価*数量」の合計額は10桁以内です。】と出てしまった場合について記載しています。
エラーが起きる原因
前提として、商品1単位あたりの販売単価は、10桁まで入力可能です。
『エラー「原単価*数量」の合計額は10桁以内です。』は以下の場合に表示されます。
・権限を持たないユーザが「原単価一時変更」を操作した際に、「現在入力している数量×原単価(総平均)」、「現在入力している数量×原単価(最終仕入)」、「現在入力している数量×原単価(標準原価)」のいずれかが10桁以上になった場合、エラーで弾かれる仕様です。
例えば、販売基本情報にて原価管理方法を選択していても、選択していない残りの2つの管理方法でもシステム上は計算が行われています。
そのため、数量との掛け合わせを「総平均法」「最終仕入法」「標準原価」の3種類同時に行っており、その中で1つでも10桁を超えた場合にエラーが表示されてしまいます。
・権限を持つユーザが「原単価一時変更」を操作した際に、「現在入力している数量×現在入力している原価」の答えが10桁以上になった場合、エラーで弾かれる仕様です。
対処方法
・権限を持たないユーザが「原単価一時変更」を操作する場合、共通設定>ユーザ管理>詳細設定にて、「原単価一時変更」の権限を付与します。
共通設定>ユーザ管理>「納品案内」にチェックをつけて、「登録」をクリックでも構いません。
・権限を持つユーザが「原単価一時変更」を操作する場合、「現在入力している数量×現在入力している原価」の答えが10桁以上にならないようにする必要があります。
販売(在庫管理)>棚卸調整[単価]>「明細追加」ボタンより、該当商品コードの評価単価(『変更後評価単価』)を「0」にして「登録」をクリックします。
※棚卸日は、未来日付にて、該当の商品を含む仕入登録がある場合、登録ができないように制限がかけられています。そのため、未来日付の仕入登録を一旦削除するか、仕入登録日以降の棚卸日で登録をします。
こちらを行うことにより、原価単価の金額が棚卸調整(単価)で登録された金額に更新され、桁溢れによる、エラーは発生されなくなります。