2016年4月27日（水）バージョンアップのお知らせ

1. 消費税申告書・集計表のリバースチャージ方式に対応

消費税法等の一部改正において、国境を越えて行われるデジタルコンテンツの配信等の役務の提供に係る消費税の課税関係の見直しが行われました。

今回、リバースチャージ方式が導入されるのは、「電子通信利用役務の提供」と呼ばれる取引になります。
（インターネットを介して提供されるサービスで、電子書籍や音楽、広告のネット経由での配信サービスやクラウドサービス等を指します。）

本改正は、平成27年10月1日以後に行われる課税資産の譲渡等及び課税仕入れについて適用されます。 なお対象は、本則課税で申告する事業者で、課税売上割合が95%未満の事業者となります。

詳しくは国税庁ホームページから「国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税の見直し等について」をご参照ください。

▼変更点
[設定］-「会計基本情報」本則課税選択時のみ、[会計］-「決算」の消費税集計表および消費税申告書 に特定課税仕入れについての項目が追加されます。

[会計］-「決算」タブ

消費税集計表の仕入取引および仕入-税率8％適用分に「特定課税仕入」の項目が追加になります。

消費税申告書の「控除対象仕入額」画面で

• 特定課税仕入れの支払対価の額
• 特定課税仕入れに係る消費税額

消費税申告書の「税額計算」画面で、内訳として

• ・課税資産の譲渡等の対価の額
• ・特定課税仕入れの支払対価額

2.健康保険・厚生年金保険の新設された等級に対応

「全国健康保険協会（協会けんぽ）」の健康保険・厚生年金保険に新設された等級（48〜50級）と保険料率の改定に対応いたしました。
48〜50等級は、2016（平成28）年3月分（4月納付分）からの適用です（3月納付分までは47等級の保険料となります）。

平成28年3月分（4月納付分）からの保険料率は、

• 介護保険料率：昨年から据え置き（全国一律）
• 健康保険料率：都道府県によって引き下げまたは据え置き

※等級の詳細は、「全国健康保険協会（協会けんぽ）」がホームページで公開している保険料額表（都道府県毎の保険料額表）をご参照ください。
全国健康保険協会（協会けんぽ）　https://www.kyoukaikenpo.or.jp/

▼給与ワークスでの推奨操作のご案内

（旧）給与ワークスをご利用のお客様

設定 – 社員給与（社会保険）で等級の更新作業が必要です。

• 管轄の年金事務所より送られた「標準報酬改定通知書」に基づき、「社員給与（社会保険）」で該当する

社員の「報酬月額の選択」をプルダウンで選択します。

• その横のGOボタンを押下します。等級が変わったことをご確認ください。
• 最後に登録ボタンを押下して作業は完了です。

※給与ワークスをご利用のお客様はこちら