就業基本情報を設定しよう
就業基本情報は何のための設定か?
「就業基本情報」には、自社の勤怠の基準時間などを登録します。
ホーム画面にある「出勤簿(タイムレコーダー機能)」「勤怠入力」での日次登録をご活用いただける場合は、必須設定です。
「出勤簿(タイムレコーダー機能)」「勤怠入力」をご利用にならない場合でも、「一般的な休日」「法定休日」はご設定ください。「算定基礎届」「月額変更届」の基礎日数計算に関係しています。
就業基本情報の設定操作ができるユーザID
以下のいずれかの条件に該当するユーザIDで操作が可能です。
- 一般ユーザ権限「給与管理者」の付与がある
- ユーザIDに対して、詳細設定で「就業基本情報」機能へのアクセスを付与している
就業基本情報の設定方法
「給与」>「全体設定」>「就業基本情報」にアクセスします。
就業基本情報(基本情報)の設定
自社の勤怠の基準時間を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
時間計算単位 | 下記5つの単位より選択してください。 初期値は「1分単位」が選択されております。 1)1分単位 2)5分単位 3)10分単位 4)15分単位 5)30分単位 ※原則として、日次の労働時間計算は1分単位です(労働基準法第37条)。 |
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時間計算端数処理 (始業時刻) |
「切捨て」または「切上げ」のどちらかを選択してください。 初期値は「切上げ」です。※例「30分単位」「切捨て」の場合 打刻時刻「9:29」→始業時刻「9:00」※例「30分単位」「切上げ」の場合 打刻時刻「8:31」→始業時刻「9:00」 |
時間計算端数処理 (終業時刻) |
「切捨て」または「切上げ」のどちらかを選択してください。 初期値は「切捨て」です。※例「30分単位」「切捨て」の場合 打刻時刻「18:29」→終業時刻「18:00」※例「30分単位」「切上げ」の場合 打刻時刻「17:31」→終業時刻「18:00」 |
営業日切替わり時刻 | 1日(勤怠)の切替わり時刻を入力してください。 入力した時刻の1分前までが「当日」になります。 初期値は「5:00」が入力されております。 この場合、5:00~翌4:59までが1日になります。 ※各社員にユーザIDを付与している場合に、ホーム画面の「給与明細書」より確認できる日時は、営業日切り替わり時刻の後になります。 |
一般的な休日 | 所定休日を曜日指定することができます。 「勤怠入力」画面で該当の日の背景が「水色」となります。 ※「一般的な休日」または「法定休日」に曜日指定がある場合は、「給与基本情報」画面の算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を計算する際にこちらの項目にてチェックが入っている曜日の数を基礎日数より自動で差引きます。 ※曜日指定がない場合は、算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を正しく算出することができない為、その際は「算定基礎届」画面における「修正」ボタンより算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を直接入力してください。 |
法定休日 | 法定休日が1週間単位(特定の曜日)にて定められている場合は、該当する曜日にチェックを入れてください。 「勤怠入力」画面で該当の日の背景が「橙色」となります。 ※「一般的な休日」または「法定休日」に曜日指定がある場合は、「給与基本情報」画面の算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を計算する際に当該項目にてチェックが入っている曜日の数を基礎日数より自動で差引きます。 ※曜日指定がない場合は、算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を正しく算出することができない為、その際は「算定基礎届」画面における「修正」ボタンより算定基礎届及び月額変更届の基礎日数を直接入力してください。 |
限度超残業時間計算 | 「しない」または「する」のどちらかを選択してください。 「ホーム」画面のタイムレコーダーをご利用の際に適用されます。 ※限度超残業時間とは、1ヶ月間の限度時間を超えた時間外労働のことを言います。 |
参考資料:厚生労働省「時間外労働の限度に関する基準」
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/040324-4.pdf
就業基本情報(勤務時間情報)
「勤務時間情報」を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
「ホーム画面」のタイムレコーダーをご利用の場合は、必ず当該項目の登録を行ってください。
※シフト勤務やフレックスタイム制等には対応しておりません。
通常勤務時間 | 「通常勤務時間」の時間帯を指定してください。 初期値:休憩時間(1時間)を除外した勤務時間として「9:00~12:00」「13:00~18:00」 |
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早出残業時間 | 「早出残業時間」の時間帯を指定してください。 初期値:「5:00~9:00」 |
普通残業時間 | 「普通残業時間」の時間帯を指定してください。 初期値:「18:00~22:00」 |
深夜時間 | 「深夜時間」の時間帯を指定してください。 初期値:「22:00~5:00」 |
法定内残業 | 法定内残業が発生する場合は、こちらの項目を入力してください。 初期値:なし |
「24:00」を指定したい場合は「0:00」と入力してください。
日次で勤怠入力をご利用の場合の注意点
給与の全体設定「就業基本情報」の『勤務時間情報』の設定が、下記のいずれかの設定になっている場合、各日の勤務時間が法定労働時間8時間を超えている分は、その社員の勤務に応じて、「普通残業」、「法定内残業」にそれぞれ振り分けが行われます。
- 「通常勤務時間」の設定が8時間を超える設定になっている。
- 「通常勤務時間」の設定だけでは8時間を超えないが、「法定内残業」にて2つ設定できる時間条件を両方使用しており、総合すると8時間を超える設定値となる。